うつ病は男性よりも女性に多い理由について

うつ病は男性よりも女性に多い?

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うつ病患者の性別を比較すると、女性の方が男性の2倍も多くなっています。理由はいくつか考えられます。1、女性は男性に比べてセロトニンの分泌量が少ないこと。2、生理周期や閉経、出産など女性ホルモンの変動によるもの。3、感情的に繊細な場合が多いこと。…などです。ひとつずつ考えましょう。

女性と男性はセロトニンの量が違う


脳内のセロトニン量を比べると、女性は男性の半分くらいしかないことが分かっています。また、セロトニンの原料であるトリプトファンが減少したときに、セロトニンを合成する力が女性の場合、男性の4分の1になってしまうことも分かっています。

うつ病の症状は、セロトニン不足によるものが大きいです。女性は男性に比べてセロトニンを合成する能力が弱いので、うつ病になりやすいのです。

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生理周期がセロトニンを減少させる


女性の体内では生理周期に合わせてホルモンバランスが変化しています。生理前は黄体ホルモンが多くなり、これは、イライラや不安感、体の不調を引き起こしやすいホルモンでもあります。この時期にはセロトニンが減少しがちになります。

また、妊娠によってもホルモンバランスが大きく変動します。妊娠中はエストロゲンも黄体ホルモンも共にたくさん分泌されます。出産後には黄体ホルモンはほとんど出なくなります。この大きなホルモンバランスの変化により、セロトニン分泌が順調にいかなくなってしまうことがあるのです。

さらに閉経期には、女性ホルモンの分泌が大きく減り、自律神経が疲れてしまってセロトニン分泌が減少しやすくなります。このような理由で女性はうつ病になる確率が高くなっているのです。

女性は感情的に繊細


男性と女性の脳を比較してみると、女性の脳は左脳と右脳との連携が強いのに対し、男性の脳は前後の連携が強くなっています。これはどういうことかというと、女性の場合、自分の体調や周囲の変化が感情に及ぼす影響が強い、ということです。

つまり、同じ状況におかれても、女性は男性よりもストレスを感じやすい、ということなのです。これは、男性はストレスを感じない、ということではありませんが、女性の方がよりストレスに弱い、ということなのです。こうした理由で、女性は男性よりもうつ病になる可能性が高いのです。


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