うつ病とイライラの関係について

うつ病になるとイライラし攻撃的になるのはなぜ?

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うつ病というのは脳内でセロトニンと呼ばれる神経伝達物質が不足している状態です。セロトニンは気分を和やかにしてくれる物質です。うつ病ではこれが不足することでイライラしやすくなるのです。

セロトニン不足とイライラの関係


セロトニンは精神状態に大きな影響を与えるホルモンです。不安や恐怖感を取り除いたり、イライラを押さえて心を穏やかにしたりします。

また、攻撃性を高めるホルモンと言われているノルアドレナリンの働きを抑制する作用もあります。ですから、セロトニンが不足すると不安感が強くなり、イライラしてしまうのです。

抗うつ剤によるイライラの副作用


うつ病によるイライラの多くは、攻撃的というよりもむしろ不安感に近いものです。自信のなさ、悲観的な考え方からくるイライラです。うつ病というのは心身ともにエネルギーがなくなっている状態。ほとんどの場合、人を攻撃するほどの強いエネルギーは持ち合わせていないのです。

ところが、抗うつ剤や向精神薬を飲むことでノルアドレナリンが増加し、攻撃的になることがあります。そこにさらに、ノルアドレナリンを抑制するセロトニンが不足しているとなれば、ブレーキが利かなくなり、普段は穏やかな性格なのに人に対して罵声を浴びせてしまったり、上司に対して愚痴をいう、などといったことが起きてしまうのです。

また、女性であれば、うつ病であってもなくても、自律神経やホルモンバランスが乱れ、プロゲステロンの量が増え、攻撃的になってしまうこともあります。

うつ病によるイライラの対処法


まず、周囲の人の理解が大切になります。できるなら、症状が落ち着いているときに周囲に話しておきましょう。周りの人は、本人がうつ病であることを理解し、決して感情を逆なでしないことが大切です。本人はイライラして感情をぶちまけた後は、感情を制御できなかったことで自己嫌悪に陥ることがほとんどなのです。

周りの人も大変ですが、この時期は特に思いやりが必要です。また、うつ病急性期にはともかく休養をとって、脳を休めることが大切です。気分がすぐれないなら無理して外に出ず、自宅で静かにしていましょう。


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