うつ病と物忘れの関係について

うつ病になると物忘れがひどくなるのはなぜ?

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うつ病になってから以前のことが思い出せない、忘れっぽくなった、という人は多いです。これは、うつ病によって脳内の神経伝達物質が不足してしまっているためと考えられます。

神経伝達物質の不足による物忘れ


物忘れが多くなった、というと、すぐに思い浮かぶのは認知症です。ですが、認知症の場合は脳の老化が関係しています。しかし、うつ病による物忘れはこれとはまた別です。

うつ病になると、セロトニンやアドレナリン、ノルアドレナリンといった神経伝達物質が不足気味になります。これはシナプスが情報を伝え合うのに必要な物質です。こうした物質が不足するので、脳の働きがゆっくりになってしまうのです。

夜中の2時3時まで起きていた時のことを思い出してみましょう。脳はすでに疲れているのでよく働きません。さらに、徹夜した翌日は集中力が欠け、不注意による失敗を起こしやすくなります。

同様に、脳内の神経伝達物質が不足していると脳の働きは悪くなり、集中できない、深く考えられない、忘れっぽい、覚えられない、といった症状が出てくるのです。

解離性健忘という症状もある


人は、精神的に耐えられないほどの辛すぎる出来事に直面した場合、記憶を失って自分を守る場合があります。それが解離性健忘症です。

うつ病になった原因が大きなストレスにある場合、脳は自分を守ろうとして記憶を失う可能性があります。単に忘れっぽいだけでなく、記憶が全くなくなっているなら解離性健忘症が疑われます。

うつ病による物忘れの対処法


うつ病は、脳が疲れてしまって起こる病気です。うつ病が治るまでは無理なことはせず、脳をゆっくりと休ませてあげましょう。うつ病が治ったら、学習意欲もわいてきます。逆に、何かを覚えたくなってきたならそれは回復の前兆でしょう。

そうなるまでは焦らず、ゆっくりと休みましょう。うつ病が治るまでの間は物忘れする可能性が大きいですから、大切なことはメモするようにし、周囲の人にも理解を求めましょう。


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