うつ病と「がんばれ」という言葉について

うつ病の人に「がんばれ」は禁句?

このエントリーをはてなブックマークに追加
うつ病についてよく知らないとどう励ましていいのか分からず、つい叱咤激励してしまうことがあります。しかし、言ってはいけない言葉に「がんばれ」があります。なぜ言ってはいけないのかというと、うつ病の人は既にがんばっているからです。

元気な人にとって、大変なときに言われる「がんばれ」は大変心強く聞こえるものです。素直に「応援」と受け取ることができるからです。しかし、うつ病の人にとって「がんばれ」という言葉は責められているように聞こえます。まるで今までがんばっていなかったような、一生懸命やっているのに「大丈夫か?」「もっとがんばれ」「どうしたんだ?」「だらしない」などと言われているような感じがするのです。そのように感じてしまう理由は、うつ病により脳にエネルギーがないため、自分に対する思考がネガティブになり、自信を無くし、自己嫌悪に陥りやすくなっているためです。

スポンサーリンク


他にも言ってはいけない言葉


「元気そうだね」
例えその日調子が良さそうでも、うつ病が治るまでにはしばらく時間がかかります。本人が「良くなった」と思えるよりも前に「元気そう」と言われると、「怠けていると思われてしまった」と感じたり、「早く復帰しなければ」と考え、大変な圧力に感じ、もっと具合が悪くなってしまいます。

「辛いの分かるよ」
うつ病になったことがある人でなければその辛さは分からないのです。安易に「分かる」と言ってはいけません。

「早く元気になってね」
うつ病の人は日常の活動ができなくなったことに焦りを感じています。「早く…」と言われると余計に焦ってしまい、具合が悪くなります。

うつ病の人にはこう言葉をかける


うつ病の人と接する場合、その現状を認め、あせらないよう、ゆっくり休むように言ってあげると良いでしょう。また、うつ病の人は自分に対しても将来に対しても悲観的になっているので、うつ病は治る、ということを思い起こさせてあげましょう。例えばこう言えます。「治るように、よく休みましょうね。」「焦らないでいいんだよ。」「がんばりすぎちゃったんだね」など。「これまで家族(或いは会社)のためにがんばってきたんだから、ここは自分のためにゆっくりしたらいいんじゃない?」もうれしい一言です。

うつ病の人が自分の気持ちを話したいようなら聞いてあげ、否定しないようにしましょう。一方で、普段と同じように接してくれるとホッとする、というのも事実です。極端な特別扱いは不要です。


スポンサーリンク

このエントリーをはてなブックマークに追加