うつ病と不安障害の関係について

うつ病と不安障害の関係とは?

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うつ病とは、神経伝達物質の欠乏による抑うつ状態が数週間以上続く気分障害であり、不安障害とは、現実に基づかない不安や緊張、恐怖のために日常生活に支障をきたしている症状です。これらうつ病と不安障害はまったく別のものですが、うつ病になると不安障害を併発することもあります。その割合はうつ病患者の4割程度といわれています。

うつ病は治療で治る


うつ病の場合、原因はセロトニンやノルアドレナリンの分泌不足であることがほとんどです。ですから、服薬による治療、休養によって治癒が可能であり、うつ病が良くなってくればうつ病に伴う不安やイライラは消失します。しかし、不安障害の場合、思考回路の問題であるため、考え方を修正しなければこの問題は一生つきまといます。不安障害の典型的な考え方の例は、「体調が悪くなるかもしれないから電車には乗れない」「うまく話せないかもしれないから人とはしゃべらない」「上司にどう思われているか分らないから会社には行きたくない」「そそうをするかもしれないから食事会は欠席しよう」などです。

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すべて想像上のことであり、事実に基づく不安ではありません。不安障害の場合、このような考え方によって自分が持っている可能性を閉じ込めてしまっています。診断や治療は精神科、心療内科で行われます。治療をすれば不必要な不安感がなくなるため、自分が持っている可能性を最大限に引き出すことができるようになるでしょう。

うつ病と不安障害は併発することもある


うつ病によってセロトニンやノルアドレナリンが不足すると不安感が起こりやすくなり、思考回路がネガティブになるため、不安障害を併発しやすくなります。逆もありで、不安障害が原因で人よりもストレスを感じやすくなり、脳が耐え切れずうつ病が引き起こされてしまうこともあります。つまり、うつ病と不安障害は大変近い関係にある、ということです。

不安障害の治し方


治療は主に2つ。薬物療法と精神療法になります。

薬物療法
精神を安定させてくれるホルモン「セロトニン」を増やす薬SSRIか、抗不安薬を飲み、不安を軽減させます。その上で、これまで不安だったこと、例えば電車に乗ることや人前に出ることなどを試してみます。問題なくこなせた、という自覚が自信となり、徐々に薬を飲まなくても大丈夫になっていきます。

精神療法
認知療法といって、不安障害をもたらしている考え方の歪みを客観的に分析し、修正していく治療です。思考のパターンを変えるのは簡単なことではありませんが、いずれ上手にできるようになってきます。朝日を浴びること、規則正しい生活習慣、運動などによってセロトニンを増やすことも、不安障害の治療を助けます。


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